- 期間工の契約期間について知りたい
- 期間工として働ける期間を知りたい
- 期間工が終了したらどういう選択肢があるのか知りたい
「期間工として働ける期間はどれくらい?」「期間工の期間が終了したらどうすればいいの?」など、期間工の契約期間について気になっていませんか?
期間工とは「期間が定められた契約社員」のことなので、どれくらいの期間を働くことができるのか気になるところですよね。
そこで今回は期間工の契約期間について、働ける期間や期間終了後の進路などを紹介していきます。
期間工としての働き方の参考になりますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
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期間工について知りたい方は「期間工とは?気になる疑問や期間工が向いている人・向いていない人を徹底解説!」の記事を詳細を紹介しています。こちらの記事もチェックしてみてください!
期間工とは?契約期間が定められた契約社員のこと!
期間工の期間について触れていく前に、そもそも期間工とはどういった働き方なのか、理解しきれていない方も多いかと思いますので紹介していきます。
期間工とは、工場で働く期間が定められた契約社員のことで「期間従業員」「期間契約社員」などとも呼ばれます。
主に自動車工場や半導体工場などで募集されており、主な仕事内容は組み立てや検査などのライン作業です。その他の期間工の特徴をまとめると以下の通りです。
- 未経験でも始められる
- 短期間で働ける
- 時給が高く手当も豊富で、稼げる
- 寮費無料、食費支給など、待遇が良い
- 日勤と夜勤の交代勤務で、生活リズムが不規則
- 部署によっては体力が必要な仕事
期間工は大手メーカーと直接雇用のため、給料や手当が高額な傾向にあり、待遇も比較的良いことが特徴です。
そのため、半年で150万円以上の貯金をする人も少なくありません。
仕事内容もライン作業と言って、未経験でもすぐに仕事を覚えることができることが特徴です。
資格や学歴が不要な仕事の中では比較的稼げる仕事と言えるでしょう。
ただ、日勤と夜勤の交代勤務を採用しているメーカーも多く、仕事内容によっては体力を必要とします。
数週間もすれば慣れることがほとんどですが、慣れるまではきついと感じる人も多いことがデメリットです。
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期間工の契約期間は?
そもそも期間工とはどういった働き方なのか、紹介してきました。
期間工について大まかな特徴が把握できたかと思います。
ここからは、そんな期間工の契約期間や期間満了後の進路などについて解説していきます。
期間工の契約期間はメーカーによって異なりますが、基本的には「3カ月ごと」もしくは「6カ月ごと」の契約期間を設けていることが多いです。
期間工以外の雇用形態の契約期間は?
ここまで、期間工の契約期間について紹介してきました。
では、期間工以外の雇用形態ではどのような契約期間なのでしょうか。紹介していきます。
- 正社員…期間の制限なし
- パート・アルバイト…期間の制限なし
- 派遣社員…最長3年
正社員
正社員はもちろん、期間の制限がありません。
そのため、期間工として働いているうちに「この職場でずっと働きたい」と感じた場合は正社員への登用を目指すといいでしょう。
正社員は期間工と同等以上の待遇を受けられて期間の制限もないため、職場が気に入ったら目指す価値はあります。
パート・アルバイト
パート・アルバイトも特別な期間の制限はありません。
ただし、 非正規雇用なこともありメーカー側の判断で契約を切られる可能性もあります。
パート・アルバイトは自分の希望するシフトで働けるため、学生や主婦、社会人の副業として働く場合にはおすすめできますが、待遇などは圧倒的に期間工の方が充実しているため、そうでない場合は期間工の方が条件はいいでしょう。
派遣社員
派遣社員が同じ職場で働けるのは3年までです。
期間工が2年11カ月なので、契約が可能な期間に違いはないと言えます。
また、どちらも正社員登用制度があることも変わりません。
派遣社員と期間工との大きな違いとしては契約がメーカーなのか派遣会社なのかという点です。
メーカー直接雇用の期間工の場合は待遇などが充実しているというメリットがあります。
派遣社員は待遇こそ劣りますが、就業中のトラブルなどは派遣会社の担当者が対応してくれるほか、契約終了後の就職のサポートもしてくれます。
これらの特徴を踏まえたうえで、どちらが自分に合っているか判断するといいでしょう。
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期間工の契約期間満了後はどうすればいい?
期間工として同じ職場で働けるのは最長2年11カ月です。では、この2年11カ月が過ぎるとどうなるのでしょうか。
選択肢としては各自さまざまですが、主に以下の6つがあります。
- 契約を更新する
- 正社員への登用
- クーリング期間を経て再就職
- 他の企業の期間工になる
- 他の道に進む
- 契約終了
契約を更新する
3カ月か6カ月の期間満了ごとに契約の更新ができます。
多くの企業では契約の更新を受け付けているので、同じ職場で引き続き働きたい場合は契約の更新をしましょう。
期間工では契約更新ごとに給料が上がる場合もあるので、特別な理由がない限りは更新して働き続けるという人が多いです。
契約の更新を繰り返して最長で2年11カ月まで同じ職場で働くことができます。
正社員への登用
企業によっては、期間工として一定期間以上働くと正社員登用制度を利用できる場合があります。
期間工として働く中で「この職場で2年11カ月以上働きたい」「キャリアアップしたい」「安定した職に就きたい」など、正社員での契約を希望する場合は登用を検討してみるといいでしょう。
正社員登用は上司の推薦や職場での評価が重要になるので、日ごろの勤務態度から気を付けるようにしましょう。
真面目に就業していると登用されやすくなります。
また、期間工として応募する段階から正社員登用を視野に入れている場合、その企業の正社員登用実績をしっかりと確認しておきましょう。
正社員登用をどの程度行っているかは企業によって異なります。
「期間工を積極的に正社員に登用している」という企業もあれば「正社員登用は制度としては存在するが、ほとんど実績はない」という企業もあります。
クーリング期間を経て再就職
期間工の期間が終了した直後は、同じ職場で期間工として働くことはできません。
そのため、再び同じ職場で同じ期間工として働きたい場合は、6カ月のクーリング期間を空けてから就職しなければなりません。
クーリング期間を空けなければならないデメリットはありますが、同じ職場に再就職する場合は『経験者手当』として最大10万円を受け取ることも可能なので、慣れた職場で働けて手当ももらえるというメリットがあります。
そのため、クーリング期間は貯金したお金で旅行などの休暇を楽しみ、6カ月たったら再就職するという人も少なくありません。
他の企業の期間工になる
「クーリング期間で6カ月も空けられない」「すぐにまた期間工として働きたい」という場合は、他のメーカーの期間工に応募するという選択肢もあります。
実際にこのような働き方を選択する人も多いです。
さまざまなメーカーの期間工を渡り歩きながら最も自分に合っているメーカーを探したり、条件が良いメーカーを比較したりしながら、自分のスキルを磨くことができます。
他の道に進む
期間工終了後の進路は各自さまざまで、他の道に進む人ももちろん多いです。
期間工に就業する人の中には「海外留学のためにお金を貯めたい」「自分のお店を開くための資金を集めたい」という目的をもっている人もおり、そういった人は期間工終了後は貯めた資金で夢を叶える道に進みます。
また「他の業界で働きたい」と、まったく別の企業で働く人もいます。
契約終了
他の仕事を始める場合や、働いている職場を辞めたい場合などは契約を終了することも可能です。
この場合の注意点としては「可能であれば契約満了時に職場を去る」ということです。
次で詳しく紹介しますが、期間工では契約満了ごとに『満了慰労金』を受け取ることができます。
もし契約満了よりも前に期間工を辞めてしまうと、この満了慰労金を受け取ることができません。
ですので、可能であれば契約満了時に満了慰労金を受け取ってから辞めることをおすすめします。
契約満了ごとにもらえる『満了慰労金』がすごい!
期間工では、3カ月もしくは6カ月の契約満了ごとに『満了慰労金』を受け取ることができます。
満了慰労金の金額は企業によって異なりますが、相場としては3カ月ごとに10万~20万円程度の金額を受け取ることができます。
また、この満了慰労金は契約を更新するごとに金額が増していく場合もあり、中には30万円以上の満了慰労金が支給されることもあり、期間工として働く2年11カ月間で最大300万円支給されるメーカーもあるほどです。
期間工でガッツリ稼ぎたい場合は、この満了慰労金を最大限活用するといいでしょう。
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期間工の契約期間満了後に失業保険をもらうには?
期間工に従事していた方が期間満了した場合、要件を満たせば失業保険を受けることができます。
「受給資格」「支給される時期」「支給される日数」に分けて解説していきます。
受給資格
期間工として働いた後に失業保険を受給するためには、以下の条件を満たす必要があります。
- 退職日からさかのぼって2年間の間に、被保険者期間が通算12ヶ月以上あること
- 退職の理由が自己都合ではなく、契約満了や会社都合などの特定理由離職者であること
- 退職後にハローワークに失業手続きを行い、求職活動を継続すること
支給される時期
受給資格がある場合でも、待機期間が発生する可能性があります。
待機期間は、失業手続きをした日から7日間です。
ただし、特定理由離職者であれば、待機期間なしで失業保険を受けられる場合もあります。
支給される日数
失業保険の支給日数は、退職理由、雇用保険の加入期間、年齢によって決まります。
最も少ない人で90日間、最も多い人で330日間(障害者などは360日間)となります。
支給日数は、離職した日の翌日から1年間(330日や360日の場合はそれぞれ1年と30日、1年と60日)の間に受けられます。
1年未満 | なし |
---|---|
1年以上5年未満 | 90日 |
5年以上10年未満 | 90日 |
10年以上15年未満 | 120日 |
参考:厚生労働省(雇用保険の基本手当の所定給付日数)
期間工の契約期間満了についてよくある質問
期間工の期間満了について、よくある質問をまとめました。
期間満了後の扱いは会社都合?自己都合?
契約期間の期間満了であった場合、基本的には自己都合の退職の扱いになります。
しかしその場合、通常の自己都合退職とは違い、3ヶ月間の給付制限はなく失業保険の受給を受けることが可能です。
また、会社の倒産や解雇によって契約が終了した場合は、会社都合での退職となります。
期間満了後は同じ職場で働けない?
期間工の期間満了後は、同じ職場で期間工として働くことはできません。
そのため、再び同じ職場で同じ期間工として働きたい場合は、6カ月のクーリング期間を空けてから就職しなければなりません。
しかし、違うメーカーの期間工として働くことは可能です。また、契約満了で退職した場合、再雇用によりさらに長く働くこともできます。
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【まとめ】期間工の契約期間は最長2年11カ月
ここまで、期間工の契約期間について詳しく解説してきました。
この記事の内容をまとめると以下の通りです。
- 期間工は3カ月または6カ月の契約更新を繰り返し、最長で2年11カ月働ける
- 期間満了ごとに『満了慰労金』を受け取れる
- 2年11カ月を超えても働きたいなら正社員登用か6カ月後再就職
ここまで読み進めて、期間工の求人に興味が湧いた方も多いのではないでしょうか。
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